パソコンによる環境情報システムのさきがけ環境総合研究所のSuperシリーズ 2023/07/19更新
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建設機械・工事振動予測システム Super VIB(P) 環境アセスメントマニュアル標準モデル

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Super VIB(H)とは

  幹線道路、自動車専用道路等の振動予測・評価を標準モデルを用いて簡単に行えます。

 一般道、自動車専用道の平面、盛土、切土、堀割、高架、高架併設平面道路等、複数の道路構造の直線道路を対象とした「道路環境影響評価の技術手法(平成24年度版)」のモデルと曲線部、交差点、複雑な形状の一般道、自動車専用道路に対応した「騒音制御工学会モデル(INCE/J RTV-MODEL 2003)」に対応しています。

予測モデルの概要

道路環境影響評価の技術手法(平成24年度版)
  • 道路事業の環境アセスメントのためのマニュアルで、道路交通振動予測モデルも示されています。
  • 「建設省所管道路事業環境影響評価技術指針」の式をもとに定数、補正値等を実測データにより見直したものです。
  • 振動レベル80%レンジ上端値を予測する環境アセスメントの標準的なモデルです。
  • 以下の直線道路を対象とします。
    • 平面道路(粘土地盤、砂地盤)
    • 盛土道路
    • 切土道路
    • 掘割道路
    • 高架道路(1本橋脚、2本以上の橋脚)
    • 高架道路に併設された平面道路
    • アスファルト舗装・コンクリート舗装(高架道路以外)
  • 以下の地盤情報を考慮します。
    • 地盤卓越振動数
  • 以下の路面情報を考慮します。
    • 路面凹凸の標準偏差(高架道路以外)
    • 伸縮継手部±5mの最大高低差(高架道路)
  • 予測地点の前面の道路の情報のみによって予測する(直線道路が単純に続いている前提)モデルであり、道路線形の形状、交差点、複数の道路の影響等を考慮することはできません。

INCE/J RTV-MODEL 2003(騒音制御工学会)
  • 日本騒音制御工学会による予測モデルで振動レベル80%レンジ上端値を予測します。
  • ISO2631-1:1985を基本とする周波数特性に基づき、地盤、路面条件等を考慮し、汎用的かつ国際的なものとして開発されたエネルギーモデルです。
  • 自由な形状の平面道路の複数車線にきめ細かくデータを設定できることから、環境アセスで推奨されることがあります。
  • 以下の地盤種別を考慮します。
    • ローム地盤、砂礫地盤、沖積地盤
  • 以下の路面情報を考慮します。
    • 路盤舗装の等値総厚
    • 路面凹凸の標準偏差(高架道路以外)

2モデル比較
項目 INCE/J
RTN-MODEL
2003
道路環境影響評価の技術手法(R2)
単一直線 平面道路
盛土、切土、堀割、高架(1本・ 2本以上橋脚)、高架併設平面 ×
複数、複雑 平面道路 ×
交通条件 交通量(大型車・小型車)
車速
車線 複数車線、
自由形状
車線数
指定のみ
路盤
条件
舗装 ×
路面舗装等値総厚 ×
路面の平坦性
地盤卓越振動数 ×
地質 ×
予測式 物理的なエネルギーモデル ×
統計的・経験的な予測式 ×

振動予測で考慮される要素

2モデル共通
  • 道路
    • 全車および大型車の時間交通量(24時間別の交通量設定も可能)、車速等を考慮します。

  • 路盤条件
    • 路面平坦性標準偏差を考慮します。

  • 要請限度時間帯(昼夜)
    • 道路交通振動の要請限度の昼間・夜間の時間帯は自治体によって異なります。
    • 昼夜の時間帯を任意に設定し、24時間の1時間毎の振動レベル、昼夜それぞれの最大値、昼夜それぞれの平均値を自動的に計算できます。

  • 下限値の考慮
    • 設定「下限値」を計算値が下回った場合には下限値を示す(平均値等の計算も適用)ことができます。
    • モデルに示された方法ではなく、実測値の取り扱いに準じた方法としてユーザーからの要望に対応したものです。

道路環境影響評価の技術手法(平成24年度版)
  • 道路
    • 上下車線を合わせて設定します。
    • 2モデル共通の条件の他、上下車線数、道路構造、盛土・切土高、堀割深さ等が設定されます。

  • 基準点
    • 道路と予測点の間の道路構造毎の決められた位置に基準点を設定します。
    • 基準点と予測地点の距離に応じて距離減衰計算が行われます。

  • 道路構造
    • 平面(粘土地盤、砂地盤)、盛土、切土、堀割、高架(1本橋脚・2本以上の橋脚)、高架道路に併設された平面道路から選択できます。
    • 盛土、切土、堀割は高さ(深さ)を考慮します。

  • 路盤条件
    • 舗装(アスファルト、コンクリート)、高架継手部付近の最大高低差、地盤卓越振動数等(N値からの設定も可)を考慮します。

INCE/J RTV-MODEL 2003(騒音制御工学会)
  • 道路
    • 車線毎に任意の形状の車線を考慮できます。

  • 路盤条件
    • 路盤舗装の等値総厚、内部減衰係数(ローム地盤、砂礫地盤、沖積地盤の別)を考慮します。

予測結果表示


カラーメッシュ表示

コンター表示


勾配グラフの例



応用分野の例

  • 道路事業、建設工事、商業・業務施設開発事業計画、廃棄物処理施設計画に伴う建設工事時、供用時の道路交通振動予測(環境アセスメント)
  • 交通量・振動実測調査に基づく、沿道における現況の道路交通振動の分布把握調査

■お問い合わせ先■

ERI 株式会社 環境総合研究所

〒152-0033 東京都目黒区大岡山1-31-9-401 TEL 03-6421-4610 FAX 03-6421-4611
連絡先メールアドレス:office@eritokyo.jp(担当:鷹取)

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