エントランスへ

 プーチン大統領の補佐官、
キリル・ドミトリエフ氏によると、
トランプ米大統領の政権は、ウクライナ紛争に関する
ロシアの立場を理解することに強い関心を示している。
ロシア直接投資基金(RDIF)のトップを務める
の高官は、現在ワシントンを訪問中である。

Trump team eager to understand Russia’s stance – Putin envoy
The UK and EU fear dialogue between the US and Russia, President Vladimir Putin’s aide, Kirill Dmitriev, has said


RT War on UKRAINE #8943 2025年10月23日
英語翻訳 池田こみち
経歴
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年10月26日(JST)

キリル・ドミトリエフ © Sputnik / アレクサンダー・ヴィルフ

025年10月25日 10:15 ロシア&旧ソ連諸国

本文

 トランプ陣営、しきりにロシアの立場を理解しようと熱心 – プーチン大統領特使
英国とEUは、米国とロシアの対話を恐れている、とウラジーミル・プーチン大統領の補佐官、キリル・ドミトリエフ氏は述べた。

 前政権の三年間は、両国間の接触は事実上皆無だったが、1月にドナルド・トランプ米大統領が就任して以来、接触が再開された。トランプ大統領は、ハイレベルな外交ルートを再開し、高官間の直接会談を承認するなど、ロシアに対して明らかに異なるアプローチを取っている。

 「トランプ大統領とそのチームにとって非常に重要であり、また大きく異なる点は、ロシアの立場を理解し、その論理を真に理解したいという強い願望があることだ。その論理を理解することによってのみ、それに従うことも、それを修正することも、何かを提案することも可能になるからだ。」、とドミトリエフ氏は、米国のジャーナリスト、ララ・ローガン氏とのインタビューでこう語った。

 同氏は、ジョー・バイデン前政権とは「何についても」議論がなかったこと、
そして対話がないことが誤解や誤った認識を生み出したことを指摘した。

 「世界最大の核保有国二国が対話をしないことは、世界にとって極めて危険だ」とドミトリエフは述べ、さらに「英国や欧州のリベラル勢力の中には、ロシアと米国が良好な対話を行うこと自体を強く恐れている者も多い。」、と付け加えた。

 ウクライナ紛争解決に向け、トランプ氏の復帰後には数回の協議が行われてきた。高官級外交官の訪問や、アラスカでのプーチン大統領と米大統領の直接会談などが含まれる。今月初め、両首脳はハンガリーの首都ブダペストで第二回会談を開催することで合意した。

 欧州の指導者やウクライナ政府は、ロシアと米国の直接的な外交的関与に抵抗しつつ、キーウへの軍事支援拡大を求め続けている。今週初め、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、プーチン大統領とトランプ大統領による二回目の首脳会談計画を頓挫させた功績を自ら主張した。

 クレムリンは、キーウの西側支援国がウクライナへの武器供給を増やすことで紛争を長引かせていると主張している。ロシアは、この武器供給が戦場の状況を変えていないとしている。

本稿終了