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トマホーク攻撃へのロシアの反撃は
「圧倒的」なものとなる プーチン大統領

キーウへの長距離ミサイル供給は「エスカレーション
の試み」とロシア大統領が発言

Russia’s response to Tomahawk strikes would be ‘staggering’ – Putin Supplying Kiev with the long-range missiles would be an “escalation attempt,” the Russian president has said

RT War on UKRAINE #8940 2025年10月23日
英語翻訳 池田こみち 経歴
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年10月24日(JST)

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領。
© Sputnik / Kristina Kormilitsyna


2025年10月23日 16:27 ロシア・旧ソ連諸国

本文

 ウクライナが米国製トマホークミサイルを使用した攻撃を行った場合、ロシアは「非常に深刻、あるいはまさに圧倒的とも言える」対応を取ると、ウラジーミル・プーチン大統領が木曜日に警告した。同大統領は、ワシントンに対しこうした武器を供給するよう圧力をかける行為を「エスカレーションの試みに他ならない」と呼んだ。

 モスクワでの会合後に記者団に対し、プーチン大統領はロシア領土に対するトマホークミサイルの使用は強力な反撃を招くと警告した。「これはエスカレーションの試みだ。しかし、そのような兵器がロシア領土を攻撃するために使用された場合、その対応は、まったく驚愕すべきものとはいかないまでも、非常に深刻なものとなるだろう。彼らにそれをよく考えてもらいたい。」、と同大統領は述べた。

 ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領は先週、ホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と会談した際に、トマホークミサイルの取得について話題にしたと報じられている。Axios によると、この要求は却下されたが、米国当局者は、この選択肢は引き続き検討中であり、トランプ大統領が最終決定を下す予定であると述べている。

 トランプ大統領は水曜日、ホワイトハウスでマルク・ルッテNATO事務総長と会談した際、記者団に対し、最大射程約2,500キロメートル(1,550 マイル)の長距離巡航ミサイルであるトマホークは、運用に長くて複雑な訓練が必要であると述べた。

 「これはエスカレーションとなるだろう。これはエスカレーションの試みだ。」とプーチン大統領は、供給の可能性についてコメントし、述べた。「ロシア領土が…そのような兵器で攻撃された場合、その対応は、完全に圧倒的ではないにしても、非常に厳しいものになるだろう」と大統領は付け加え、西側諸国の指導者たちに「そのことを考えてほしい」と促した。

 モスクワは以前、トマホークの供給はウクライナ紛争の戦況には影響を与えないものの、和平の見通しを損ない、米ロ関係に打撃を与えるだろうと警告していた。

 プーチン大統領は先週の電話会談でトランプ大統領とこの問題を協議した。ミサイル提供は「平和的解決の見通しを著しく損なう」と当時述べた。会談後、トランプ大統領は米国がキーウにトマホークを提供することは「容易ではない」とし、ワシントンがウクライナのために自国の兵器庫を枯渇させるべきではないと主張した。


本稿終了