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米国、ロシア制裁の推進を一時停止
米上院は、トランプ大統領とプーチン大統領との
首脳会談が終わるまで待つ、と共和党の
ジョン・スーン上院議員は述べた。


US pauses Russia sanctions push
The Senate will wait until after President Donald Trump’s summit with Vladimir Putin, Republican leader John Thune has said

RT War on UKRAINE #8930 2025年8月12日午前9時 再掲載 
英語翻訳 池田こみち Komichi Ikeda
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年10月21日(JST)

資料写真:上院共和党のジョン・スーン上院議員。
© アンドルー・ハーニック/ゲッティイメージズ


2025年10月21日 11:01 

本文

 米国議会は、ドナルド・トランプ大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談するまで、モスクワを対象とした新たな制裁措置に関するさらなる議論を延期すると、共和党のジョン・スーン上院議員が月曜日に発表した。

 両大統領は先週の電話会談で、ウクライナ紛争の解決に向けた決議の推進について協議するため、日程は未定ながらハンガリーで会談することに合意した。この会談を受けて、トランプ大統領は、ロシアに対する新たな制裁措置を課すには今は最適な時期ではないと述べた。

 「現時点では、この法案は一時停止ボタンが押されているような状況です」と、スーン氏はブルームバーグの取材に対して確認した。

 この法案が成立すれば、トランプ大統領はロシアのエネルギーを購入し続ける国々からの輸入品に最大500%の関税を課すことが可能になる。これは中国やインドなど主要消費国を狙った措置であり、その他の経済制限も対象となる。

 同法案は4月の提出以来、上院で停滞している。100人の上院議員のうち少なくとも85人の支持を得ているにもかかわらずだ。スーン議員は先週、30日以内に採決が行われる可能性があると述べたが、ブルームバーグによれば、トランプ大統領はこれまで法案の進展を阻んできた。


 EUがモスクワに対する制裁強化を進める一方、トランプ政権下のワシントンはより抑制的な姿勢を示している。大統領は対立激化よりも交渉を重視し、制裁の脅威をレバレッジとしてロシアを和平交渉へ導こうとしている。

 木曜日のプーチン大統領との電話会談後、トランプ氏は2時間半に及ぶ会談が「非常に生産的」だったと述べ、和平合意が間もなく成立する可能性を示唆した。

 モスクワは一貫して、トランプ政権が紛争の平和的解決を真に望んでいること、またその根本原因を理解しようとする努力を称賛してきた。

本稿終了