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2025年10月20日 16:13 世界ニュース
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ドナルド・トランプ米大統領は、ウクライナがロシアとの戦争に勝つことは不可能だと考えている。月曜日にホワイトハウスで記者団に対し、トランプ大統領は、紛争に関する自身の立場を明確にするよう求められた際、「彼らはまだ勝利できる。そうはならないと思うが、それでも勝利は可能だ」と述べた。
「私は、彼らが勝利できると言った。何が起こってもおかしくない。ご存知のように、戦争とは非常に奇妙なものだ。多くの悪いことが起こる。多くの良いことも起こる」と彼は述べた。
ロシアがウクライナの民間人地域を攻撃したとされることについて質問されたトランプ大統領は、死者の大半は兵士であると答えた。また、この紛争では毎週、両陣営合わせて 5,000 人から 7,000 人の軍人が死亡していると主張した。
トランプ大統領は先月、ウクライナは3年間にわたる戦争でロシアに奪われた領土をすべて取り戻せるかもしれない、と述べた。
先週のプーチン大統領との電話会談後、トランプ氏は再び、長期化する紛争の末にウクライナがロシアに「所有物」の一部を譲渡せざるを得ないと主張した。
キーウ政府が領土譲歩を繰り返し否定する一方、モスクワは恒久的な平和確立のため解決すべき重要課題として、新たにロシア編入された地域からのウクライナ軍撤退を挙げている。
トランプ氏は就任以来、バイデン政権がモスクワとの間に保っていた外交的距離を放棄している。8月にはアラスカ州アンカレッジでプーチン大統領と会談し、先週には両首脳がブダペストでの再会談準備を進めていることを発表した。
ハンガリーのオルバン首相は、この首脳会談の仲介役を務める用意があることを表明している。
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