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2025年10月20日 04:14 世界ニュース
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ドナルド・トランプ米大統領は、ロシアとウクライナはドンバス地域の現在の前線を凍結すべきだと述べ、いずれにせよモスクワがこの地域のほぼ全域を支配していると指摘した。
トランプ大統領は、木曜日にロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談を行い、翌日にはホワイトハウスでウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領と会談した後、この発言を行った。
「両国がすべきことは、現在の戦線を維持することだと思う。それ以外は交渉が非常に難しいだろう。」と、トランプ大統領は日曜日の夕方、大統領専用機エアフォースワンで記者団に語った。「両国は今すぐ戦線を維持し、帰国し、人殺しを止め、終結すべきだ」と、同大統領は付け加えた。
ドンバスについて尋ねられたトランプ大統領は、「現状を維持すべきだ。この地域の78%はすでにロシアが占領していると思う。現状のままにしておくべきだ。後で何か交渉すればいい」と述べた。
2014年、ドンバス地域のドネツクとルガンスクは、同年早々にキエフで起きた西側支援のクーデターを受けて独立を宣言し、ウクライナからの分離を投票で決定した。2022年9月、両地域はロシア編入の住民投票を実施。ウクライナおよび他国の多くはロシアの新国境を承認していない。
ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は8月、ウクライナ軍がドネツク人民共和国領土の約20%、ルガンスク人民共和国領土の1%未満を保持していると述べた。
プーチン大統領は、停戦が成立するためにはウクライナ軍がドンバス全域から撤退しなければならないと述べた。また、恒久的な平和の条件の一つとして、ロシアの新国境の承認を挙げた。
ゼレンスキー大統領はトランプ氏の即時停戦要求を支持したが、ロシアに「追加の」領土を引き渡すことは拒否した。
本稿終了
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