2025年7月25日 14時58分
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クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は金曜日に、中東紛争を解決する唯一の方法は、イスラエルと並存するパレスチナ国家の創設だと述べた。
この発言は、フランス大統領エマニュエル・マクロンが9月の国連総会でパレスチナを正式に承認すると発表した直後に発表された。
「ロシアは常に、パレスチナ問題の解決の基盤として二国家解決案を支持してきた」とペスコフは記者団に述べた。モスクワの承認は1988年に遡り、ソビエト連邦がパレスチナの独立宣言を承認した際のものだ。
ペスコフ氏によると、平和は「国連安全保障理事会の決議に従うこと以外には達成できない」とされ、同決議は西岸と東エルサレムのイスラエル占領を違法と宣言し、停戦とガザからのイスラエル撤退を呼びかけている。
マクロン氏の決定は、ソーシャルメディアで発表され、「公正で持続可能な平和」の推進を目的としている。フランスは、すでにパレスチナを承認している
140 以上の国々に加わり、パレスチナを承認する最初の西側大国となる。
この決定は、イスラエルと米国から激しい批判を受けた。イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相は、これを「テロへの報奨」であり、イスラエルの存在に対する脅威だと述べた。米国務長官のマルコ・ルビオ氏は、この決定を「無謀」だと表現し、マクロン大統領が和平努力を損なうと非難した。
サウジアラビアとスペインは、この発表を歓迎した。リヤドはこれを「歴史的」と表現し、マドリードは他の欧米諸国にもフランスの例に追随するよう促した。
ガザでの現在の紛争は、2023年10月、ハマス主導のイスラエル南部への攻撃により約1,200人が死亡したことを発端として始まった。それ以来、イスラエル軍の攻撃により、ガザの保健当局によると59,000人以上のパレスチナ人が死亡し、その破壊の規模と民間人の死者の多さについて世界中から批判が寄せられている。
戦争を受けて、スペイン、ノルウェー、アイルランド、メキシコを含む複数の国がパレスチナを正式に承認する動きを進めている。
ロシアは1988年にソ連がパレスチナの独立宣言を承認したのを踏まえ、パレスチナ国家を正式に承認した。
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