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BRICS・グローバルサウスニュース
中国ラオス鉄道の利用者
延べ3千万人の大台突破
人民網日本語版 
 War on Ukraine #4760 15 Mar. 2024

E-wave Tokyo 2024年3月16日

写真 新華社

本文

 中国国家鉄路集団有限公司は今月14日の取材に対して、今月12日時点までに中国ラオス鉄道の利用者が延べ3020万人に達したことを明らかにした。輸送された貨物は3424万トン、うち輸出入された貨物は780万トン以上に達し、国際ゴールデンルートとしての役割が日に日に際立つようになっている。新華社が報じた。

 中国ラオス鉄道の中国区間で運行される1日当たりの旅客列車は、開通初期の35本から今では51本にまで増加し、1日当たりの利用者数は延べ2万人から最多で延べ10万3000人まで増加している。

 ラオス区間で運行される1日当たりの旅客列車は、開通初期の4本から今では12本に増加し、1日当たりの利用者数は延べ720人から最多で延べ1万2808人まで増加している。

2023年4月13日から、中国ラオス鉄道は、雲南省昆明とラオスの首都ビエンチャン間で旅客輸送が始まった。両都市間の当日内の到着が可能になり、87ヶ国・地域の旅客延べ15万5000人が利用してきた。(編集KN)


「人民網日本語版」2024年3月15日


参考

 中国ラオス鉄道(ラーオ語: ລົດໄຟ ລາວ-ຈີນ、中国語: 中老铁路老挝段/中老铁路磨万段[3]、英語: Laos-China Railway (LCR))は、中国雲南省との国境に接するラオスのボーテンから、メコン川を隔ててタイ国境に接するラオスの首都ヴィエンチャンまでを結ぶ鉄道である。ラオス中国鉄道とも訳される[4]。2021年12月2日に完成し、翌3日に開通、4日から一般開放される[5]。総距離422.4 km。最高速度160 km/h(旅客列車)、120 km/h(貨物列車)で運行されている。

 中華人民共和国が提唱する「一帯一路」構想の事業の一つである。中国鉄路玉磨線、昆玉線と直通運転を行い昆明南駅に至る国際旅客列車を運行しているほか、ヴィエンチャンと中国各地を結ぶ貨物列車も運行されている。


中国ラオス鉄道の路線図

概要

・建設総額:374.3億元
・工期:2016-2021年(5年間60ヶ月)
・設計時速:時速120 km/h(貨物)、160 km/h(旅客)、平地では200 km/h
駅:33駅(うち信号場21駅、旅客駅11駅、貨物駅1)、うち5大駅(ナトゥイ、ウドムサイ、ルアンパバン、ヴァンヴィエン、ヴィエンチャン)。21駅を当初は開通させる計画。
・橋梁・トンネル:橋167箇所 61.8 km(16.36%)、 トンネル 75箇所 197.83 km(47.74%)(カシー郡で12,625 mのトンネルが最長)


ヴィエンチャン駅


ルアンパバーン駅