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ドイツの新生「平和党」
すでに緑の党より
人気―世論調査

New German ‘peace party’ already more popular than Greens – poll Prominent MP Sahra Wagenknecht announced on Monday that the new organization will come into existence in early 2024
RT  War in Ukarine #4385 29 October 2023


英語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
E-wave Tokyo 2023年10月30日

著名な国会議員サーラ・ワーゲンクネヒト氏は月曜日、新組織が2024年初めに発足すると発表した。 ドイツの新生「平和党」はすでに緑の党より人気―世論調査 サハラ・ワーゲンクネヒト。© Emmanuele Contini/NurPhoto、Getty Images

本文

 ビルト・アム・ゾンタークメディアの委託による世論調査によると、ドイツの新しい政党(著名な左派議員サーラ・ワーゲンクネヒト氏が発案し、まだ具体化していない)がすでに連立与党政府の議員を追い抜いていることが示された。

 ワーゲンクネヒト氏はオーラフ・ショルツ首相の内閣と、ロシアとウクライナの紛争に関するその政策を声高に批判している。

 ビルト・アム・ゾンターク紙は土曜日の報道で、その週に実施された2つの調査を引用した。1つはこれまでのところ無名の組織を取り上げたもので、もう1つは取り上げていないものだ。同メディアは、どの既存政党が潜在的なライバルに支持者を失うことになるかを推測しようとした。

 ワーゲンクネヒト氏は月曜日の記者会見で自身の計画を発表し、新党が2024年初めに正式に発足することを期待していると述べた。

 しかし、上記の世論調査の1つによると、ドイツ人の約14%がすでに同党に投票するとしており、同党は第4位となっている。ショルツ氏の社会民主党はわずか1%ポイントの差でリードしているが、連立与党の他の2党、緑の党と自由民主党はそれぞれ12%と5%でワーゲンクネヒト氏のダークホースに後れを取っている。

 世論調査によれば、もしこの新しいグループが政界に参入した場合に最も多くの有権者を失うであろう政党は、極右政党「ドイツのための選択肢」(AFD)となるだろう。現状では、ドイツ人の 21% が AFD に投票すると考えられる。ただし、ワーゲンクネヒトのオプションが提示された場合、4% が陣営を変更。また、この新党は、ドイツ議会に代表を持たない小規模政党を支持するであろう有権者を惹きつける可能性が高いと思われる。

ドイツ連立与党、選挙で大敗:ドイツの連立与党が選挙で大敗

 ワーゲンクネヒト氏は月曜日の記者会見で、同党がザクセン州、チューリンゲン州、ブランデンブルク州東部の地方選挙や来年の欧州議会選挙で候補者を擁立することに期待を表明した。新党の必要性を説明し、事態は「このままではいけない」、そうしなければドイツ人は「10年後にはおそらく我が国を承認しないだろう」と主張した。

 ワーゲンクネヒト氏は、党は社会正義に取り組みながらドイツの「経済的強み」を維持することを目指すと述べた。外交政策に関して、ベルリンは紛争に対処する際に武器供与ではなく外交を活用すべきだと付け加えた。

 彼女はウクライナ紛争に関するショルツ氏の対ロシア政策や、EUの対モスクワ制裁を声高に批判しており、それは役に立たないと主張している。