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中国、

カシミール地方開催の

G20イベントをボイコット

China boycotts G20 event in Kashmir. Beijing says officials will not travel to the disputed territory

RT  War in Ukraine #3457
 20 May
2023

英語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University
独立系メディア E-wave Tokyo 2023年5月22日
2020年、カシミール州スリナガルで、インド軍兵士の前を歩く住民。© Tauseef Mustafa / AFP

本文

 中国外務省の王文斌報道官は金曜、中国は紛争地カシミールのインド支配地域で開催されるG20のイベントをスキップすると述べた。インドのニュースチャンネルNDTVは、サウジアラビアとトルコもカシミールでのイベントに参加しないことを決定したと報じた。

 「中国は、紛争地でのいかなる形のG20の開催にも断固反対する。そのような会議には出席しない」と王氏は記者会見で述べた。

 G20観光ワーキンググループのセッションは、9月にニューデリーで開催されるG20首脳会議に関連する一連のイベントの一環として、5月22日から24日にかけてスリナガルで開催される。インドのメディアによると、約60人の代表がこの会議に出席する予定である。

 2019年、インドはイスラム教徒が多数を占めるジャンムー・カシミール州を2つに再編し、この地域をインドによる不法占拠とみなす隣国パキスタンからの強い抗議を招いた。

 北京とニューデリーはヒマラヤ山脈で領土問題を抱えており、2020年以降、事実上の国境沿いで双方の兵士が何度も流血の小競り合いをしている。2月、インドと中国の当局者は緊張を和らげるため、3年以上ぶりに直接会談した。

 金曜に日本で開催されたG7サミットのために出張したインドのナレンドラ・モディ首相は、北京との関係は相互尊重に基づくものでなければならないと述べた。

 「国境地帯の平和と平穏は、中国との正常な二国間関係にとって不可欠だ」と、モディ首相は日経アジアに語った。同時に、インドは 「自国の主権と尊厳」を守る用意があると述べた。