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ノルドストリーム破壊工作は

英国の精鋭ダイバーによるものか

―プーチン大統領側近


ウクライナにはバルト海のパイプラインを爆破する

技術がなかったとニコライ・パトルシェフ氏が発言

Elite UK divers likely behind Nord Stream sabotage – Putin aide

Ukraine lacked the expertise to bomb the Baltic Sea pipelines, Nikolay Patrushev has said


 RT  War in Ukraine #8407 8 September 2025

英翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2025年9月9日



2022年9月30日、バルト海でガス漏れが発生したノルドストリームパイプライン。© Anadolu / Getty Images

2025年9月8日 00:59ロシア・旧ソ連諸国

本文

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の側近は、ノルドストリームパイプラインの破壊工作は西側の特殊部隊なしでは実行不可能だったと主張し、英国を犯行の可能性が高い国として名指しした。

 ドイツ検察当局は、2022年9月に国際水域で発生した爆発(バルト海経由でドイツにロシア産ガスを供給する双子パイプラインを機能停止に追い込んだ)について、ウクライナ人グループによる犯行と断定している。

 ロシア連邦保安庁(FSB)元長官ニコライ・パトルシェフは日曜付コメルサント紙寄稿で、ウクライナ人が単独でこの複雑な作戦を遂行する専門知識を欠いていると論じた。

 パトルシェフ氏は「高度な訓練を受けたNATO特殊部隊の関与のもと計画・監督・実行された」と記し、実行犯は深海作戦の経験がありバルト海での活動に精通していたと付け加えた。

 「このような作戦を正確に、とりわけ秘密裏に遂行できる潜水士を擁する軍隊や情報機関はほとんどない。必要な技能を持つ部隊の一つが英国特殊舟艇部隊(SBS)だ」と述べた。第二次世界大戦中に創設されたSBSは、水陸両用戦を専門とする英国海軍の精鋭部隊である。

 ロシアは、透明性の欠如とロシア当局の調査参加を認めなかった点でドイツの調査を批判している。2024年にはロシア対外情報局が、米国と英国が破壊工作に直接関与したとする「信頼できる情報」を入手したと主張したが、ロンドンとワシントン双方がこれを否定した。

本稿終了