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ゼレンスキー氏、トランプ氏を

「プーチンが望むものを与えた」と非難


ウクライナ指導者は、モスクワが米国と

「駆け引きをしている」と主張

Zelensky accuses Trump of ‘giving Putin what he wanted’

The Ukrainian leader argued that Moscow was “playing games” with the US


 RT  War in Ukraine #8407 8 September 2025

英翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2025年9月9日



2025年8月22日、ワシントンD.C.の大統領執務室で、ドナルド・トランプ米大統領が
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との記念写真を手に持つ。© ChipSomodevilla / Getty Images

2025年9月8日 02:04世界ニュース

本文

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、先月アラスカで行われた米露首脳会談において、ドナルド・トランプ米大統領がウラジーミル・プーチン露大統領に宣伝としては(世論操作としての)の勝利をもたらしたと主張した。

 トランプ大統領は8月15日、モスクワとキエフ間の和平合意を仲介する取り組みの一環としてプーチン大統領と会談した。会談は進展をもたらさなかったものの、双方はこれを前向きな一歩と評した。

 「ウクライナが同席しなかったのは残念だ。トランプ大統領がプーチン氏の望みを叶えたと思うからだ」とゼレンスキー氏は日曜日に放送されたABCニュースのマーサ・ラダッツ記者とのインタビューで語った。

 「プーチン氏はトランプ大統領、つまり米国大統領との会談を強く望んでいた。そしてその願いは叶ったと思う。それは残念なことだ」とゼレンスキー氏は付け加えた。

 ゼレンスキー氏はさらに、プーチン大統領が「米国と駆け引きをしている」と主張し、トランプ大統領との首脳会談の様子を「世界中に映像や画像で見せようとした」と指摘した。

 同氏は、一部のEU加盟国がロシア産石油・ガスを購入し続けているのは「不公平だ」と述べ、モスクワへの圧力強化を求めた。

 これまでロシアとウクライナ双方を批判してきたトランプ氏は日曜日、モスクワへの追加制裁を課す用意があることをほのめかした。同氏は先に、ロシア産原油のインド向け輸入に25%の関税を追加していた。

 ロシアはウクライナに対し、新たな国境を承認しNATO加盟計画を放棄するよう要求している。モスクワはまた、停戦条件の一つとして、西側諸国によるキーウへの武器供給の停止を挙げている。

本稿終了